ウルトラファブリックス・ホールディングス株式会社

人権尊重

人権尊重に対する考え方

当社グループは、誰もが平等に、敬意と尊厳を持って扱われる価値があることに基づき、人権を尊重した経営を行う責任を認識しています。このため、「ウルトラファブリックス・グループ グローバル人権方針」を取締役会決議を経て定め、経営陣からのメッセージとしてグループ各社に周知されています。同方針では、差別、地域社会への配慮、ハラスメント、強制労働と児童労働、職場の安全と衛生の推進、労働時間と賃金、結社の自由及び団体交渉の保障を、特に重要な課題として掲げています。

人権尊重の推進体制

当社における、人権尊重を確実に実践し、それを監視・是正する仕組みは以下のようになっています。

人権尊重の推進体制

人権方針実践のマネジメントシステム

グローバル人権方針を実践していく仕組みは以下のようになっています。

人権方針実践のマネジメントシステム

人権方針で定めた各項目に対する、具体的な管理手法と業務プロセスは以下のように関連付け、それぞれ監視を行う仕組みを構築しています。

業務プロセス 採用 異動・配置 昇給・昇格 安全衛生 内部通報 上司・部下のコミュニケーション その他
監視手法 採用選考時の書類審査、および社内承認プロセスでの確認 異動・配置決定時のマネジメントレビュー 昇給・昇格決定時のマネジメントレビュー 月次の安全衛生委員会での職場巡視および報告 内部通報制度の周知徹底および定期的な利用実績報告 評価のフィードバックやキャリアについての話し合い  

人権方針で定めた各項目

差別    
地域社会への配慮             近隣住民や行政からの連絡・指摘
土地・森林・水資源の権利           環境保全についての監視
ハラスメント          
強制労働と児童労働        
職場の安全・衛生の推進        
労働時間と賃金   人事部門による労働時間の監視
結社の自由及び団体交渉の保障          
救済へのアクセス          

上記の人権についての各項目が、会社の機能・機構・プロセスにおいて十分に監視され遵守されているかについては、各部署に対する内部監査における確認事項の一つとして適時に確認され、問題があれば内部監査部門より指摘・指導を行うとともに、重要度に応じてマネジメントに対する報告・提言も行われます。

当社グループにおけるダイバーシティ&インクルージョン

当社グループは、当社社員10名(うち2名はそれぞれ米国、英国に駐在)、国内の製造子会社である第一化成は社員数約200名、海外の販売子会社であるウルトラファブリックス社はその子会社を含めて米国、イギリス、メキシコに約120名と、世界に広がる、多様な人材によって成り立っています。

当社グループは全ての従業員が平等に仕事に参画する機会を持ち、従業員一人一人がもつ多様な経験や能力、考え方が認められ活かされる企業文化を醸成し、従業員と企業がともに成長することを目指しています。従業員の男女別構成比及び障がい者雇用率は下記の通りであり、一人ひとりの能力や特性に応じてやりがいをもって働くことが出来る職場環境や体制づくりに取り組んでいます 。

グループ従業員数( 2023年12月末)

※表は横にスライドできます。

会社名 ウルトラファブリックス・
ホールディングス
第一化成 Ultrafabrics社
(含むUltrafabrics Europe)
合計
従業員数 10名 196名 122名 328名
男女別従業員数
(女性比率)
うち男性 10名
うち女性 0名
( - )
うち男性 170名
うち女性 26名
13.3%)
うち男性 57名
うち女性 65名
53.3%)
うち男性 237名
うち女性 91名
27.7%)
女性管理職比率 9.7% 31.9% 22.7%
障がい者雇用率 1.0%

*障害者雇用促進法が定める法定雇用率(2024年4月現在)は2.5%であり、これを達成するべく、引き続き障がい者の採用活動を推進しています。

サプライ・チェーンに関する取組み

当社グループは原材料メーカー、アウトソーシング先などに対して、法令順守・基本的人権の尊重・環境への配慮などについて遵守していただきたい項目を定めた「ウルトラファブリックス・グループ サステナビリティ調達基準」を掲げております。

また、主要なサプライヤー21社(第一化成取引額の97%以上に該当する取引先とUltrafabrics社仕入れ先1社)に対してこれらの項目についての認識・取組を尋ねるアンケートを実施し、結果についてのフィードバックも行いました。