人材採用・育成に対する考え方

当社グループの労務政策は、「企業の最も重要な資源は人であり、人材の能力・技術・創造性を活かすことこそ企業の成長・発展の根源である」との考えに立脚して、多角的な人事評価の結果を踏まえた適材適所の人材配置、公平な能力評価及び環境整備による働きがいのある職場作りに重点を置いています。
 企業の発展に必要な人材確保のため、中途採用を主としつつも、第一化成では将来の基幹人材確保のための新卒採用も行っており、どちらもバイタリティに富む人材の採用に努めています。

教育・訓練体制

第一化成では、ISOの定める品質マネジメントシステム、及び環境マネジメントシステムに適合するために必要な要員の教育・訓練の内容及び実施手順等を「教育・訓練実施規定」に定めています。

教育プログラム

当社においては、各人がそれぞれの専門分野のエキスパートであり、コンプライアンス教育等を除いては画一的な研修は行っておりませんがますが、さらに研鑽を積むべくそれぞれが外部研修やセミナーを自主的に受ける慣習が確立されております。
 第一化成においては、各部署長は自部署及び要員の個々人が保有する力量（スキル・技能・資格など）、および今年度に伸長させたいスキル・技能、取得させたい資格などについて計画を立て、「力量評価スキルマップ」に記載して明確にし、これに沿ってOJTや、各工程について必要な教育・訓練を実施するとともに、法規制上必要な資格取得及び技能講習を受講させています。
 また、これ以外にも品質方針、及び環境方針の従業員への周知を図ったり、必要に応じて英語研修（各自週1～3回）や、管理職研修（初任時の研修に加え、課長職以上を対象として数年に一度、都度テーマを決めて各回2時間の研修を10回、等）も行っています。 このように、階層や職種によってばらつきはあるものの、全体としては操業多忙の中でも１年あたり、社員一人当たりで1.5日程度の教育を実施しています。

またUltrafabrics社においては、通常の、新規入社者に対する教育・研修に加え、全従業員に対する製品や業務プロセスについての教育を行う「Ultrafabrics University」や、福利厚生についてより良く知る機会を提供する「Health & Wellness Week」などを実施しています。