現在世界には気候変動や資源問題から多様性豊かな社会づくりに至るまで、多くの社会課題が存在します。日本国内においても、かつてない頻度で急激な気候変動による自然災害が起きたり、経済格差の拡大、LGBTQの方に関する人権問題などが顕在化したりしています。
企業が将来にわたって成長し繁栄していくためには、自社だけではなく、自社を取り巻く社会全体が豊かで持続的であることが必要です。企業は他者をないがしろにして自社の利益のみ追求していればいいのではなく、重要な社会の構成員として社会に対して何かできるか、何をすべきか、考えなくてはなりません。私たちは、社会課題を解決するための取組がサステナブルな社会を実現することにつながっていくと考えています。このため、『サステナビリティを重視し、社会へ貢献する』をグループ経営理念のミッションの一つとして掲げました。
ウルトラファブリックス・グループは、動物を原材料とする本革製品に代わる、高品質・高性能で長く使える合成皮革製品をお客様に提供しています。私たちの製品は本革と比較しても耐久性が高く軽量であることから、長寿命化による資源生産性の向上や、主要顧客の航空、自動車の運行時のCO2削減にも大いに貢献します。そういった当社グループの事業そのものが社会全体のサステナビリティに貢献していると自負しています。
新型コロナウィルスは世界中の人々の行動様式や価値観に大きな変化をもたらし、ますますサステナブルな社会を求める動きが加速しているように感じられています。当社グループはチーフ・サステナビリティ・オフィサーの下、サステナビリティの観点から業界内でリーディングカンパニーとなり、様々なステークホルダーから選ばれる存在となるよう、全力を尽くすことをお約束します。
ウルトラファブリックス・ホールディングス株式会社
代表取締役社長 吉村 昇